渡邉裕二『酒井法子 孤独なうさぎ』(双葉社 2009)を読む。
覚醒剤で逮捕され、保釈された直後に出版された本である。24年間の長きにわたって酒井法子の取材を続けてきた著者が、覚醒剤に手を出すに至った酒井法子の生い立ちや心の闇に迫る。
読みやすい文体で、一気に読み終えた。覚醒剤の危険性にずばりは触れていないが、アイドルとして売ってはいるが、何処にでもいるような明るく気配りのできる女性が転落していく過程そのものに、覚醒剤の魔力的な怖さが描出されていた。
『酒井法子 孤独なうさぎ』
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