五木寛之・塩野七生対談集『おとな二人の午後』(世界文化社 2000)を読む。
同社から刊行されている「家庭画報」の1998年10月から2000年1月号まで連載された対談がまとめられている。
イタリアのホテルやカフェなどで、靴やバッグから映画、宗教、文学に至るまで博識な二人の会話はどこまでも続いていく。
後半は五木氏の得意分野の「蓮如」や、塩野さんの「古代ローマ」の話になっていくのだが、文化も生き方においても、「ほどほどに自然体」でという五木氏の語り口が印象に残った。
『おとな二人の午後』
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