ちょっと古い本であるが、坂村健著『TRONで変わるコンピューター』(日本実業社 1987)を読んだ。
最近とんと話題に出なくなった「トロン・プロジェクト」の宣伝の話であるが、著者の坂村氏はなかなか先進的なコンピューターの体系を考えた人だと思った。15年以上も前に現在の情報ネットワークを考慮し、今店頭にならんでいるパソコンに非常に近いものを創案していたことに驚いた。特に彼の提唱していた“μBTRON”というノートパソコンは、日本語入力を勘案したキーボードとセットなっており、現在の私が見ても素直に欲しいと思ってしまうサブノートパソコンである。
『TRONで変わるコンピューター』
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