『パソコン教育不平等論』

渋谷宏『パソコン教育不平等論』(中公PC新書)を読む。
硬直化した既存の学校教育に対してインターネット教育を礼讃するというありふれた内容。古い本であるが、内容的には読むに値せず。しかし一つ、イヴァン・イリイチの『脱学校の社会』から「オポチュニティ・ウェブ」の考えを引いた点が引っ掛かった。現在の教育界におけるインターネットの利用状況から鑑み、イリイチ的な公教育論批判は当てはまらないだろう。

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