日別アーカイブ: 2025年1月20日

『からだのひみつ』

田口ランディ・寺門琢己『からだのひみつ』(メディアファクトリー,2000)を半分ほど読む。
男女の体の仕組みや身体感覚、セックスなどについて、作家の田口さんと整体師の寺門さんの対談集となっている。性的なテーマも多く、男女の身体感覚の明確な違いや、身体感覚に根ざした生き方や行動などの話は興味深かった。しかし、いくら読んでも同じような話が繰り返されるので、途中で飽きてしまった。

骨盤の開閉の話に目が留まった。2枚の腸骨と仙骨からなる骨盤は、2週間かけて開き、2週間かけて閉じる。この動きは女性の場合は排卵、生理の周期と連動していて分かりやすいが、男性の場合も全く同じように開閉が行われる。この動きに連動して体全体の骨も動いているとのこと。

SMは基本的に皮膚感覚の鋭敏化を促す行為である。SMの時に目隠ししたり、ぴったりからだをラップで巻いたりするプレイがあるが、そうすると、自分の皮膚にぱーっと意識が集中して、要するに神経が通った状態になる。自分の体の中の神経が無理矢理皮膚の表面までひっぱってくるような行為がSMを通じて行われる。