A・カイユ、竹内均訳『地球の解剖』(平凡社,1983)を読む。
タイトル通りの内容で、地球の外形、地球の内部、地殻の解剖、地球の化学組成、地球の起源、大陸の運動、造山運動と章立てされ、翻訳も分かりやすい。ただし、原書は1970年に刊行された本で、プレートテクトニクスや地磁気の移動、海溝の形成などは、はっきりとは書かれていない。
日別アーカイブ: 2024年8月19日
鋸山の凝灰岩〜養老川の川廻し
房総半島の地形に関して、凝灰岩や川廻しを実際に見てみようと思い出かけた。
川崎のうみほたる経由で鋸南町まで走った。鋸山の駐車場に行く狭い道で脱輪した。後方確認が不十分なままで、バックしたのが原因である。ロードサービスをお願いし、引き上げてもらった。しかし、他の作業が立て込んでいたようで、作業終了まで3時間半近く外で待つことになった。
鋸山ロープウェーで山頂まで上がった。房州石(凝灰岩)の実際の肌触りや色合いを確かめることができた。1980年には切り出しは終了したとのこと。写真にもあるが早稲田大学の11号館の裏あたり(?)にも設置されていた。ただし、車のトラブルで時間がなくなったので、石仏や有名な地獄覗きも見ることはできなかった。
千葉県は東日本一の早場米の産地である。「ふさおとめ」や「ふさこがね」といった地元のブランド米も有名である。たわわに実っていたので、「令和の米騒動」も無事に終了する見込みである。
最後に養老川の川廻し新田を確認しにいった。車で走っているとなかなか分かりにくかったが、馬立駅(『更級日記』で菅原孝標女が門出で立ち寄った場所とも言われている)付近の川廻しは用水路としてはっきりと残っており分かりやすかった。