下記は4月4日の東京新聞の記事です。
地理総合の授業を行う上で、参考にした記事です。
月別アーカイブ: 2024年4月
『動物進化の物語』
J.C.マクローリン作/画、八杉龍一『動物進化の物語』(岩波書店 1984)をパラパラと眺める。
原生動物から魚類、両生類、爬虫類、恐竜、哺乳類といった生物の進化をイラスト入りで紹介している。「サメとその仲間は、保守主義者だったといえる」とか、「食欲がさかんになるとは要求されるエネルギーがそれだけ多くなったということである」など、文章はいかにも翻訳調で読むのは辛かった。一方、絵の方はCGを一切使用していないペン画で迫力があった。
『地学 野外調査の方法』
大森昌衛責任編集『地学 野外調査の方法』(築地書館 1967)を少しだけ読む。
かなりの時代物で、野外調査には脚絆の着用や地下たびの上からの草鞋の重ね履きなど、今となっては想像もしにくい内容のアドバイスがあった。
『カラーでよみがえる日本軍の戦い』
日本戦史研究会『カラーでよみがえる日本軍の戦い』(宝島新書 2008)をパラパラと読む。
神社のパンフレットや社史を制作している杜出版が中心となって作られた本である。そのため、あからさまな史実の間違いはないが、日本の軍用機の性能の高さや日本兵の勇敢で慈悲深い行動、アジア解放の理念などを讃える説明となっている。ただ、昔の白黒写真にCGで彩色されるだけでも、当時のリアルな戦争の匂いが漂ってくるようであった。