日別アーカイブ: 2023年6月10日

「黄金色 穂が揺れる」

本日の東京新聞夕刊に、群馬県伊勢崎市の小麦畑の写真が紹介されていた。
写真右側の紹介文に、収穫後は畑を耕し、水を張って稲作が始まると書かれている。米と麦の二毛作というと筑紫平野の広がる福岡県と佐賀県の専売特許だと思っていた。ネットで調べてみると、群馬県は水捌けの良い関東ローム層が県土の大半を占めているため、米よりも小麦栽培の方が適している土地だということだ。

また「二毛作」で検索していたところ、淡路島の玉ねぎも二毛作であり、稲の裏作として作られているのを知った。種まきは9月、定植(植物を苗床から畑に移して本式に植えること)が12月、そして5月から梅雨入りの直前までがタマネギの収穫時期である。稲作の裏作としてぴったりである。淡路島の温暖な気候が影響しているとのこと。

『やってみよ!国際ボランティア』

長谷川まり子『やってみよ!国際ボランティア』(双葉社 2001)をパラパラと読む。
著者は1965年生まれの女性で、30代でネパール農村部の女性のためのボランティア団体「ラリグラス・ジャパン」と出会い、後に代表となって人身売買被害者支援の活動を行うようになった”活動家”である。

前半は著者自身の活動や様々な国際ボランティアで活動している若者を取り上げ、後半はピースウインズジャパンや国境なき医師団、ハンガーフリーワールドなどが紹介されている。20年以上も前からミャンマーからバングラデシュに流入すロヒンギャを支援するブリッジ・エーシア・ジャパンというNGOがあったのは知らなかった。何事もとりあえず始めて、工夫しながら継続していくことが大切であると実感した。