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『不幸を選択したアメリカ』

日高義樹『不幸を選択したアメリカ:「オバマ大統領」で世界はどうなる』(PHP研究所 2009)を卒読する。
著者は共和党の,とりわけレーガン大統領の信奉者である。前ブッシュ大統領の失策につけ込むだけで,民主党のカーター大統領のように弱腰で,世界に冠たる米軍を統率できない(しない)オバマ大統領は,やがて世界の覇権を失い,米国内の政治経済に混乱をもたらすだろうと警告を発する。

つまらない内容だったが,アメリカの国力や軍事力の強さ,更にはそうした力に裏付けされたドルの強さに関する章は興味深かった。