日別アーカイブ: 2018年3月11日

『「地名」は語る』

谷川彰英『「地名」は語る:珍名・奇名から歴史がわかる』(祥伝社黄金文庫 2008)を読む。
滋賀県の「浮気(ふけ)」や長野県・富山県の「野口五郎岳」,徳島県の「十八女(さかり)」など,日本全国の面白い地名を持つ土地に実際に訪れ,その土地の雰囲気や地名の由来をわかりやすくまとめている。
この手の本にありがちな,他の文献をまとめただけの机上の雑学本とは異なり,著者自身が撮影した写真もふんだんに紹介されており,旅行記としても楽しむことができた。

『ドラえもん のび太の宝島』

真ん中の子と下の子と一緒にララガーデンで,今井一暁監督・川村元気脚本『ドラえもん のび太の宝島』(2018 東宝)を観た。
宮崎駿原作・脚本・監督の『天空の城ラピュタ』(1986 東映)を彷彿させる作品で,全編ドタバタ劇が展開される。ドラえもんの映画というよりも,ドラえもんのキャラクターを使った脚本ありきの映画になっている。違和感を感じる向きもあるだろうが,新たな友人との出会いやかわいいキャラクターの登場,食事や睡眠のシーンなどドラえもん映画からは外せない要素もたっぷりと盛り込まれ,最後まで飽きることなく楽しむことができた。