子ども達を連れて、新たに改装されたヤマダ電機の中のカフェでスフレケーキなるものを食した。「インスタ映え」するような見た目おしゃれなデザートであった。しかし、下の子がケーキに乗せるアイスだけをすぐに食べてしまったので、ジャムやはちみつをかけただけの単なるホットケーキになってしまった。
月別アーカイブ: 2017年10月
『鴨川ホルモー』
第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作、万城目学『鴨川ホルモー』(産業編集センター 2006)を読む。
先日読んだ『鹿男あをによし』とよく似た世界の作品であったが、展開が全く読めず最後まで楽しむことができた。『鹿男〜』と同じく、大学生の恋愛物語とファンタジーの世界が絶妙に絡み合いながら展開していく。
漫画や映画にもなったそうだが、原作のイメージを壊したくないので、見たいとは思わない。
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「巨龍中国 一帯一路 ~“西へ” 14億人の奔流~」
NHKスペシャル「巨龍中国 一帯一路 ~“西へ” 14億人の奔流~」(2017年10月14日放送)を見た。
カザフスタン、ポーランド、ドイツの3国と中国の経済交流の拡大の実態を追う。中国の隣国であるカザフスタンの小麦や石油が中国企業に占められつつあるというのは理解できるが、ポーランドでもメイドインチャイナの商品が流通し、また中国の富裕層の需要に応じたドイツブランドの買い占めが激化しているという。中国とヨーロッパを結ぶ一大貿易圏の誕生の背景には、2011年に開通した大陸横断鉄道がある。この貨物列車は、重慶から世界最大級の内陸港を有するドイツのデュイスブルクまでの1万1000㎞を、わずか15日間で走り抜ける。
この数年、日中関係の悪化が取り沙汰されるが、その間に拡大したユーラシア大陸全域を中心とした経済に、日本は乗り遅れている。そもそも東ヨーロッパや中央アジア自体に日本人の関心は薄い。アスタナがどこの国の首都なのか答えられる人はどれだけいるのだろうか。地理的関心の向上が必要である。
『クローンの世界』
中内光昭『クローンの世界』(岩波ジュニア新書 1999)を手に取ってみた。
クローンの章立ての前の細胞やDNAに関する説明で匙を投げてしまった。
先日、高校の生物の教科書で扱われる用語が2千語を超え暗記科目という誤解を生んでいるとして、日本学術会議の分科会が、学習すべき用語を512語に絞るよう提言をまとめているとの報道があった。分科会によると、生物は扱われる用語が多く、生徒から知識の詰め込み科目だと受け止められ、大学で生命科学を志望する高校生も大学入試の選択科目で生物を敬遠しがちという。
確かに生物には、今回のクローンだけでなく、身体の動きや遺伝など興味ある分野がたくさんあるのに、分類などの覚えるべき用語が多すぎる。暗記を否定するわけではないが、まずは高校生に生き物のロマンを伝える教科であってほしい。