月別アーカイブ: 2016年12月

『リーダーの信念』

五木寛之対談集『リーダーの信念』(扶桑社 2014)を読む。
BSフジで放映された対談番組の書籍化である。京セラの名誉会長稲盛和夫氏、幻冬社の見城徹氏、サッカー日本代表監督を務めた岡田武史氏の3人との対談を通して、それぞれは業界は全く異なるが、社長や監督としての心構えや、成功の秘訣、トップとしての美学などが詳らかになってくる。人生の先達たちの話を伺うという、少し真摯な気持ちで読んだ。
特に、見城氏が高校時代に五木氏の初期の作品に感動し、編集者を志したという話や、また岡田氏も『青春の門』を読んで感動し、浪人して早稲田を目指したという話が興味深かった。

『次世代インターネットの経済学』

依田高典『次世代インターネットの経済学』(岩波新書 2011)を読む。
京都大学大学院経済学研究科で教鞭を執る著者が、「発展著しい情報通信産業を経済学から解き明かしていこう」と、ブロードバンドがADSLからFTTH、ケータイからスマホ、さらにその通信速度も3Gから3.9Gへ、そして「クラウド」という言葉が流行りつつあった2011年当初の通信環境の進展を、経済学で定説となっている「公式」に当てはめつつ論じている。
あまり面白いものではなかったが、SIMロック解除やメタル回線の扱いなど、上梓されてから5年経った現在、著者の予測が正しかったことが分かる。

「星のドラゴンクエスト」のCM

最近、「星のドラゴンクエスト」なるスマホゲームのCMが流されている。スマホでわざわざゲームまでやろうとは思わないが、CMで使われている「ドラゴンクエスト2」のエンディングテーマが聞こえると、胸の昂まりを抑えきれなくなってしまう。

SMAP×SMAP最終回【20年間、ありがとうございました】

スマップファンという訳ではないが、妻と一緒に「SMAP×SMAP最終回」を観た。
スマップの解散云々、番組の構成云々、ソフトバンクのCM云々色々と意見はあるだろう。
ファンではなくてもアラフォー世代の人にとっては、5人の成長と合わせて、自分自身の20代、30代を思いだす内容であった。
キムタクがロン毛だった頃、「世界に一つだけの花」が流行った頃、東日本大震災の時の炊き出し活動の頃、同世代の自分がどうだったのか、少し感傷的な気分になった。