宇佐美彰朗『女子マラソン:どうして強くなったのか』(筑摩書房 1996)を読む。
自身もマラソン選手で東海大学で教鞭を執る著者が、女子マラソンの歴史と、初心者にも分かるマラソンの魅力と向上のポイントを語る。
著者は特に女子は体の好不調が結果に出やすいので、ヘルスコントロールの重要性を指摘する。そしてそのケアの基本について次の3点を挙げている。
- 自分自身の特徴を、いい点も不足している点も含めて、正確に把握する。
- その特徴に応じて、対処の仕方や方法を研究、工夫する。
- それらはできるだけ特別の方法ではなく、手軽に実行でき、日常的に心掛けることができるものであること。