昼に子どもを公園やら「トイザらス」やらに連れ出して、さんざん疲れさせた揚げ句昼寝をした隙を狙って映画館へ出掛けた。
ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演『最高の人生の見つけ方』(2007 米)という作品を観た。
片や貧しいながらも妻や三人の子どもから愛され続けてきたモーガン・フリーマン演じるカーターと、4度結婚しながら家族も友達もいないジャック・ニコルソン演じるエドワードの老人二人がひょんなことから同じ病室に入院するところから物語は始まる。二人はそれぞれ余命6ヵ月と宣告されるも、死を受容することができない。そこで二人は死ぬまでにしたいことをメモ用紙に書きつけ、男の欲望を満たす旅に出る。スカイダイビングやカーレースに臨んだり、万里の長城でバイクをかっ飛ばしたり、美女と遊んだり銃をぶっぱなしたりと破天荒でスリリングな旅を続けるうちに、二人の間に友情が生まれ始める。やがて、人間にとっての一番の幸せとは、周囲の人たちに愛され、そして周囲を幸せにしようとする人生を全うすることだと二人は気付き始める。
まったくこれまでの生き方に接点のなかった二人が、病院を抜け出しピラミッドの頂上で人生について語り合うというありえない展開を踏むのだが、二人の演技が上手くて最後まで見入ってしまった。最後は少し涙腺が緩んだ気がした。久しぶりの映画鑑賞であったが、良い映画に出会えた。
私にとって良い映画とは日常をすっかり忘れてしまう作品である。だから映画館で、
『最高の人生の見つけ方』
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