一昨日の日曜日に録画したフジテレビの「ノンフィクション」という番組を見た。今回のテーマは「年収200万円 正社員を目指す」というもので、大手電機メーカーを自己破産で退職を強いられ日雇い労働をしながら正社員採用を目指す35歳の男性や、大手レコードメーカーをリストラされうつ病に苦しむ38歳の女性の悲哀な生活が画面に映し出されていた。正社員として仕事をしていた同じ30代の人たちが明日をも知れぬ生活を続け、結婚も出産も諦めざるを得ない状況に追い込まれてしまっている現実に驚きと同時に恐怖を感じた。この驚きと恐怖は、自分がその立場に置かれたことに対するものと同時に、このような日本になってしまったバブル崩壊以降の「失われた10年」を押し進めた政府に対するものである。
「年収200万円 正社員を目指す」
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