五木寛之『気の発見』(平凡社 2004)を読む。
有り体にまとめてしまうと、作家五木寛之氏がロンドンで気功治療を営む望月勇氏を相手にし、気やヨガについての疑問をぶつけ、自身のライフワークとなっている浄土真宗と関連付けて合点を得るといった内容の対談集である。
気功治療でガンが完治しただの、東京とロンドンの距離ですら電話で遠隔治療ができるなど、何やら怪しげな話が続く。しかし、西洋医学がもたらした患者の消極的意志を否定し、あくまで気功治療は患者の積極的な気持ちを重んじるという点は納得できた。
『気の発見』
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