岩槻市内の県道にて
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高村薫『黄金を抱いて翔べ』(新潮文庫 1995)を途中まで読むも挫折。
細かいディテール描写が多くて、流れのテンポが悪くて飽きてしまった。しかし内容的には悪くないので、他の作品をいつか読んでみたい。
石川逸子『「従軍慰安婦」にされた少女たち』(岩波ジュニア新書 1993)を読む。
セックス奴隷の生活を強いられ、一生を台無しにした朝鮮韓国の女性が、損害賠償という「金額」でしか自らの人生を代償することが出来ない現実に言葉を失う。今回の日朝国交正常化交渉の過程においても損害賠償の話が出てきたが、たった一度の人生が○○○○円という賠償金で換算されてしまうことの悲しさを私たち日本人は一人一人実感しなくてはならないだろう。