先日、韓国大統領の金大中が息子の不正疑惑や側近の逮捕に関して、与党新千年民主党を離党したが、日韓ワールドカップ開催が近いというのに、日本ではあまり大きく報道されていない。韓国では盧泰愚元大統領と金泳三前大統領も政権末期に与党離党を余儀なくされているが、大統領制の韓国政治は議院内閣制の日本の感覚ではやはり理解が難しい。小泉総理も郵政民営化論に関して、「自民党が小泉政権を潰す」と息巻いているが、議院内閣制のもとでは小泉内閣は政権与党自民党を母体とするしかない。小泉総理の発言は制度的には齟齬を来しているのだが、手垢のついた「改革派vs抵抗勢力」の構図に当てはめてみれば理解しやすいのだろう。
金大中離党
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