子どもをお風呂に入れてから、時間が余ったのでララガーデンに出掛けた。佐藤嗣麻子監督・金城武、仲村トオル主演『K−20(TWENTY)怪人二十面相・伝』(2008 東宝)を観た。
あまり期待もせずに気晴らしのつもりでふらりと観たのが正解だった。予告もほとんど観ておらず、話の概要も全く頭に入っていない状況だったので、先の展開が全く読めず、はらはらどきどきの連続であった。タイトルだけ見ると怪奇な探偵映画なのかと予想してしまうが、豈図らんや、ファンタジーSF映画のようなタッチで、ちょうど宮崎駿監督の映画『天空の城ラピュタ』を観ているようなわくわくする興奮を覚えた。
今年も十何本か映画を観たが、その内のベスト3に数え上げて良い作品である。
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『デスレース』
ララガーデン春日部へ、ポール・W・S・アンダーソン監督『デスレース』(2008 米)を観に行った。
ずばり「18禁マリオカート」とネーミングしていいような単純明快な映画で、ゴテゴテに武装した車で刑務所からの釈放を掛けて命がけのレースを行なう大人版『チキチキマシン猛レース』が、ヒップホップ系の音楽が鳴り響く中で繰り広げられる。
椅子に座って観賞するというよりも、男同士でビールでも飲みながら眺める「B級」映画であるが、仕事でのストレスの解消の一助となった気がする。
それにしても、アメリカ映画には刑務所を舞台にしたものが多い。日本を含めた他国の映画にはあまり見られない傾向である。司法が身近な存在である米国民の風潮の反映であろうか。それとも刑務所で自らの罪の意識を再認識するというキリスト教の原罪意識の顕れであろうか。
□ 『デス・レース』2008年11月29日(土)有楽座ほか全国ロードショー □
『レッドクリフ』
ララガーデン春日部で,ジョン・ウー監督,トニーレオン・金城武主演『レッドクリフ』(2008 東宝東和)を見に行った。
歴史物語というよりは爽快なアクション映画であり,三國志の知識無しに単純に楽しめたのは良かった。今回公開されたの序章のパート1であり,人間的な部分にまで踏み込むことは少なかったが,パート2に期待したい。
『アイアンマン』
『おくりびと』
久しぶりに仕事帰りにララガーデンへ映画を観に行った。
チケット売り場の上映スケジュールでたまたま時間の都合が良かった、滝田洋次郎監督・本木雅弘・広末涼子主演『おくりびと』(2008 松竹)を観た。
何の予備知識もなく観たのが良かったのか、笑いあり涙あり感動ありの非常に良くできた映画であった。「おくりびと」とは、納棺士のことで、死に別れゆく人にきちんと服を着せ化粧を施し丁寧にお棺に収めるという仕事である。当初は誤解をしていた友人や妻が、主人公のひた向きに仕事に取り組む姿を見てまたよりを戻していくドラマなのであるが、伏線が何本も敷かれていて最後までスクリーンに釘付けであった。また展開もさることながら、死という永遠の別れが逆に生きている人たちを結びつけていく、生きている人に対して生きる感動のメッセージが込められている。





