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『長江哀歌(エレジー)』

地上波で放映された、第63回ベネチア映画祭/金獅子賞受賞、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督『長江哀歌(エレジー)』(2006 中)を観た。
長江の三峡ダムの建設に伴い、強制移住された者や建物の取り壊しに従事する労働者を描きながら、夫婦や家族の絆、街のコミュニティーを破壊しながら進んでいく国家プロジェクトを浮かび上がらせている。

前半は下の子を寝かしつけながらだったので、ゆっくりと観ることができたが、後半は上と真ん中の子が帰ってきてしまい、主人公の悲哀を味わうことができなかった。

『レディ・キラーズ』

地上波で放映されていた、コーエン兄弟監督、トム・ハンクス主演『レディ・キラーズ』(2004 米)を観た。
完全な喜劇なのだが、詩の朗読や教会での聖書の話、猫の弔いといったシーンが挿入され、因果応報的なテーマも感じられ、最後まで楽しむことができた。

『れっしゃだいこうしん ザ☆ムービー しんかんせん☆とっきゅう大集合』

久しぶりの何もない日曜日。先月3歳になった長男を連れて浦和美園のイオンにあるワーナーマイカルへ『れっしゃだいこうしん ザ☆ムービー しんかんせん☆とっきゅう大集合』(2012 プレシディオ)を観に行った。
新幹線の迫力ある映像が大画面で楽しめるのかと思いきや、いつもDVDで観ている電車の映像と何ら変わるところはなかった。「南海ラピート」や「アーバンライナー・プラス」「ロマンスカー VSE」などの見慣れた映像が目の前を展開していく。
「いつも通り」の映像であったためか、長男も途中から飽きてしまい落ち着きなかった。

『ザ・ターゲット』

ハードディスクに録画してあった、チャーリーシーン主演『ザ・ターゲット』(1997 米)を観た。
大統領の側近がCIAやFBIの幹部を巻き込んで大統領を暗殺する計画を、大統領補佐官演じるチャーリーシーンが体を張って食い止めるアクション映画である。
ホワイトハウスに簡単に忍び込めたり、バイクで走る暗殺者から走って逃げたり、所々ハチャメチャなところがあるが、ハリウッドテイストに何となく騙され最後まで飽きずに観てしまった。これが邦画であったら、心の中でぶつくさ言っていたであろう。

『ザ・バンク 堕ちた巨像』

ハードディスクに録画してあった、クライヴ・オーウェン主演『ザ・バンク 堕ちた巨像』(2009 米)を観る。
ヨーロッパ第一の銀行が武器取引に積極的に関与している証拠を突き止めたインターポールの警部が、世界の紛争の裏舞台を牛耳る巨大な闇組織のと終わりのない戦いに巻き込まれていく。分かりやすい展開で、テンポもよく、すんなりと楽しむことができた。