『長江哀歌(エレジー)』 コメントを残す 地上波で放映された、第63回ベネチア映画祭/金獅子賞受賞、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督『長江哀歌(エレジー)』(2006 中)を観た。 長江の三峡ダムの建設に伴い、強制移住された者や建物の取り壊しに従事する労働者を描きながら、夫婦や家族の絆、街のコミュニティーを破壊しながら進んでいく国家プロジェクトを浮かび上がらせている。 前半は下の子を寝かしつけながらだったので、ゆっくりと観ることができたが、後半は上と真ん中の子が帰ってきてしまい、主人公の悲哀を味わうことができなかった。