映画」カテゴリーアーカイブ

『許されざる者』

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映画の試写会の鑑賞券が当たったので、イオンシネマで、李相日監督渡辺謙・柄本明・柳楽優弥主演『許されざる者』(2013 ワーナーブラザース)を観に行った。
辛口にコメントするならば、中身の薄い大作映画だった。明治初期、元下級武士の釜田十兵衛が、女郎の顔を傷つけた破落戸(ごろつき)に復讐を果たし、さらにアイヌや女郎を差別的に扱う官軍に一矢報いるという内容である。しかし、渡辺謙演じる釜田たちの任侠心がいまいちはっきりとせず不純なものであるため、作品全体がすっきりとしないままに終わってしまう。アイヌを苛烈に支配してきた旧幕府の侍が、亡くなったアイヌ人の妻への慕情を心に仕舞い込みながら、官軍に鉄槌を加えるという設定自体が分かりにくさの原因となっているのであろう。ハリウッド映画のように、もっと単純に勧善懲悪な内容であれば共感しやすかったと思う。

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『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜』

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地上波で放映された、ロバート・ダウニー・Jr・ザック・ガリフィアナキス主演『デュー・デート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(原題: Due Date)』(2011 米)を観た。
妻の出産を控えたロバート・ダウニー・Jr演じるピーターと、俳優志望のザック・ガリフィアナキス演じるイーサンの二人が、アトランタからロサンゼルスまでの3200キロをレンタカーで疾駆するロードムービーである。大麻や不法侵入、浮気疑惑などのトラブルが次々と生じる珍道中であるが、主人公二人の男の友情が段々と深まっていき、観ている側がハッピーエンドを期待してしまうような作品に仕上がっている。
日本語字幕では英語特有のギャグや恨み節などが上手く伝わってこなかった。生の英語が聞き取れるようになれば、もっと楽しむことができたであろう。

『ICHI』

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地上波で放映された、曽利文彦監督、綾瀬はるか、中村獅童、大沢たかお主演『ICHI』(2008 ワーナー・ブラザース映画)を観た。
私がこれまで観た映画の中で、ワースト10に入るほどの酷い作品であった。ノーカット版だったので、120分全編観たのだが、時間の無駄以上に、映画が嫌いになってしまうような出来映えであった。ヤフー映画の総合評価が3.7というのが信じられない。
マンガ的というよりは、セリフ回しやカット割り、演技含めて全て漫画そのものであった。漫画であれば想像力で補える部分が全て映像で見せつけられるので、余計に質(たち)が悪い。出演している役者全員に嫌悪感を禁じ得なかった。これ以上書くのは止めよう。

『ザスーラ』

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地上波で放映された、ジョン・ファヴロー監督『ザスーラ』(1995 米)を観た。
宇宙を旅するボードゲームが現実になるという、子ども向けのSF映画である。ケンカしてばかりの10歳と6歳の男の子が、宇宙での旅を通して親身な仲になっていく過程が描かれる。子どもが仲良くなっていく陳腐な物語ではあるが、息子二人を持つ親の目線で観ると微笑ましくて、最後まで楽しむことができた。

『パシフィック・リム』

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久しぶりにイオンシネマ春日部に出かけ、ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』(2013 米)を観た。
『エヴァンゲリオン』や『マジンガーゼット』の世界をそのまま実写にしたような映画で、話の展開などすっ飛んでしまうほどのド迫力の映像に圧倒された。
ロボットと同調(ドライブ)して、地の底から襲ってくる怪獣を倒し、人類を守るという内容なのだが、日本のロボットアニメそのままの設定である。
自分の子どもの頃、そしてちょうど今の自分の子どもが「ギーン、ガシャンガシャン」と口にしながらおもちゃで遊んでいる感覚がそのまま映画のモチーフとなっている。子どもの頃に見ていたアニメ『勇者ライディーン』を思い出した。
地球や人類を守るロボットヒーローに憧れた子どもの気持ちで見ると、「すっげぇー映画だぁ」という感想を持つことは間違いない。