読書」カテゴリーアーカイブ

『青春とはなにか』

直継伸彦『青春とはなにか:友だち・スポーツ・読書』(岩波ジュニア新書 1985)をパラパラと読む。
著者は京都大学文学部を卒業し、大学で文学を教えるかたわら創作活動を続けた文学者である。その著者が50歳を過ぎ、地震の子どもの成長と重ね合わせながら、若者に向けての読書の大切さと喜びを説く。
序章の中で筆者は次のように述べる。今となっては、いささかぶっ飛んだ主張である。文学作品で人を育てることができるのは国語教員としての理想ではある。ただし、現行の教育課程でも文学は国語教育のオプションの1つに成り下がってしまっている。そうした時代の中で、文学の持つ力は?

心の教育とは、まず第一に、人生の広大で深遠な実相を教えることである。人生の門口に立ったばかりの少年少女に、生き生きとした好奇心を喚起しながら、人生はこのようなものであるのかと実感させてくれるのは、理屈っぽい人生論や人生案内のたぐいではない。それは第一に文学書である。

『燃料電池とナノテクの時代』

Newtonムック『燃料電池とナノテクの時代』(ニュートンプレス 2007)をパラパラと眺める。
当時話題となっていた燃料電池とナノテクノロジーの2つについて、仕組みに始まり、商品化の可能性などが図入りで説明されている。

自己修復するプラスチックの開発に成功した名古屋大学工学研究科材料機能工学専攻材料物理化学講座の武田邦彦教授のインタビューも掲載されていた。現在ではバラエティ番組の科学者パネラーや右寄りの政治評論家としても活躍されている武田さんであるが、当時は極めて真面目な顔でインタビューに答えている。

量子コンピュータなど実用化されたものもあるが、水素燃料はあまり普及していない。リチウムの高騰なども一因か。

『東大生が描いたマンガで学ぶ大学受験』

大谷素道原作・構成、斉藤祐一マンガ『東大生が描いたマンガで学ぶ大学受験』(飛鳥新社 2007)を読む。
主に宅浪で、参考書を中心に勉強を進める浪人生向けに、英数国理地歴の5教科について、具体的な1年間の参考書学習のスケジュールと、おすすめの参考書について詳しく説明されている。歴史総合や理科基礎が始まる前の、2つ前の学習指導要領時代なので、現在とは当てはまらない部分もあるが、教科書や参考書を何周もこなしていくことで、しっかりと合格への道筋を示している良書である。黄色チャートへの評価や参考書の選び方から使いこなし方までびっしりと書かれており、私自身が受験生時代に読みたかった本である。
マンガの方はつまらない内容であったが、手に取るきっかけにはなる。改訂が望まれる本であった。

『「だから、生きる。」』

つんく♂『「だから、生きる。」』(新潮社 2015)をパラパラと読む、
シャ乱Qのボーカリストとしてデビューし、モーニング娘。の作詞、作曲、総合プロデュースとして活躍している著者の自伝である。刊行直前に担当した母校近畿大学の入学式の様子に始まり、路上ライブ時代や結婚生活、咽頭癌で咽頭全摘手術を受け、声を失うまでのやり取りが丁寧に綴られている。おそらくはつんく♂さん本人の手によるものであろう。

『いちばんカンタン! 株の超入門書』

安恒理j『いちばんカンタン! 株の超入門書』(高橋書店 2018)をパラパラと読む。
タイトル通りの本である。為替でも出てくるチャートの三尊だが、真ん中が釈迦、左右が菩薩の3体の仏像に見えることが由来となっていると知って驚いた。売りでも買いでも、一度小さく切り返し、次に大きく切り返し、次にまた切り返したところで、下記のネックラインを超えるとトレンド変換になる。