地学団体研究会編『水と地形』(東海大学出版会 1982)をパラパラと読む。
途中、春日部・岩槻の自然堤防や後背湿地の項があって、授業で使えるのではないかと、興味深く読んでいった。執筆者をみたら、かつての同僚であった平社定夫先生の手によるものであった。
地学団体研究会編『水と地形』(東海大学出版会 1982)をパラパラと読む。
途中、春日部・岩槻の自然堤防や後背湿地の項があって、授業で使えるのではないかと、興味深く読んでいった。執筆者をみたら、かつての同僚であった平社定夫先生の手によるものであった。
地学団体研究会「自然をしらべる地学シリーズ」編集委員会『星と天気:自然をしらべる地学シリーズ1』(東海大学出版会 1982)をパラパラと読む。
小中高校での理科、とりわけ地学の実験・観察の手引き書となっている。星空の観察、星野世界をさぐる、身近な気象を調べるの3章で構成されている。日食メガネの型紙なども掲載されており、主に関東地方の小中高校の教員の実践指導例ともなっている。
環境庁「地球温暖化問題研究会」編『地球温暖化を防ぐ』(NHKブックス 1990)をパラッパラッと読む。
1992年に採択された気候変動枠組条約の理論書のような内容となっている。執筆しているのも環境庁や国立環境研究所などの研究機関に属している研究者ばかりである。京都議定書(1997)やSDGsを先取りする内容で、地球温暖化の科学的分析に始まり、国家首脳レベルでの共同歩調が大切であると述べる。最後は「Think Globally,Act Locally.」「Think Beyond Generations,Act Now.」といった言葉で締めくくられる。
渡辺茂・須賀雅夫『システム工学とは何か』(NHKブックス 1989)をパラパラと読む。
タイトルにもある通り、「システム工学」についての説明なのだが、著者もこれがシステム工学だと断言はしていない。機械やコンピュータの構造や原理などの内部構造は工学の範疇である。システム工学は機械やコンピュータを用いることでどのような効果がもたらされるかという外部構造の研究がシステム工学である。交通や運輸のシステムやプログラミング、シミュレーションモデル、AIなど、その守備範囲は広い。
朝日新聞be編集グループ『うたの旅人』(朝日新聞社 2009)をパラパラと読む。
朝日新聞の土曜別刷りに隔週で連載され、ヒット曲のゆかりのある土地や関係者を訪ね、その歌が生まれた背景や時代が丁寧に描かれている。美空ひばりの「川の流れのように」やかぐや姫の「神田川」、新井満の「千の風になって」、坂本九の「上を向いて歩こう」など、昭和を代表する歌を中心にまとめられている。中にはベートーヴェンの「第九交響曲・歓喜の歌」や熊本県民謡の「五木の子守唄」も収められている。
目を引いたのが伊勢正三の「なごり雪」である。東京駅を発車するブルートレインでの別れを悲しむ恋の歌というイメージが強い。しかし、実際に伊勢正三が想起したのは、自身が高校時代に利していた大分の国電津久見駅である。当時全寮制の大分舞鶴高校の寮に帰るのに利用していたが、受験や就職など将来が不安な切ない雪の風景と重なり合ってできた歌ということだ。雪が消えて若者の旅立ちを応援するメッセージが印象に残る。