今日の東京新聞の朝刊に、「市町村合併をしない宣言」で有名な福島県矢祭町の町商工会の珍しい誘客サービスが紹介されていた。大型店に客を奪われ経営が苦しい地元商店街の発案で、加盟店で買い物の際にもらえるスタンプを集めるとその分だけ納税に使えるというシステムである。納税は現金か証券に限るという地方税法の規定があるため、納税の直前にスタンプを商工会から預託された小切手に換えて納入するとのことだ。
スタンプを現金に換えるのは日本全国行われていることだが、それを役所がバックアップするというのはめずらしい。このような地方公共団体と一体となって地域通貨運動を展開できたならば、柄谷のNAM運動も少しは実を結ぶことができたのだろうかとふと考えてしまう。
「新聞」カテゴリーアーカイブ
パワーブックG4
本日の夕刊にパワーブックG4に使用しているソニー製のリチウムイオン電池に不具合が発見され、発売元のアップル社がリコールを始めたとの記事が載っていた。私が現在使用しているパワーブックG4も、膝の上で使っていると火傷するんじゃないかと感じるくらいであったので、ホームページを調べてみたら該当機種であった。早速手続きをしたところ、4〜6週間以内に新しいバッテリーが届くということだ。購入して2年以上経過しバッテリーがへたってきていたところだったので正直儲け物であった。妻が使っている旧型のパワーブックG4550も無償交換の対象にならないだろうかとあらぬ期待を抱いてしまう。
今日の東京新聞
昨日の小泉総理の靖国参拝について、今日の東京新聞に識者のコメントが寄せられていた。その中で、東大大学院教授姜尚中と並んで新右翼団体「一水会」顧問で評論家の鈴木邦男氏のコメントが興味深かった。鈴木氏ならではのひねくれた視点からのストレートな意見が大変分かりやすい。確かに「英霊」の立場に立てば、参拝されることで日本が孤立化していくのは強烈な皮肉でしかないだろう。
靖国神社は「靖国の英霊たちはアジアが西欧列強に脅かされる中で、アジアの平和のために戦った」と説明しているが、それを前提にすれば、英霊たちの願いはアジアの平和であるはずだ。ところが、小泉首相の参拝が原因で、中国、韓国など近隣諸国との関係がきな臭くなっている。英霊たちが最も恐れているのは、靖国神社が戦争に向う時の理論的武器になることではないか。明治の政治家なら参拝を一、二回やめても、その間に訪問し、説得や交渉をできる政治力があった。今は交渉したり、譲り合ったり、手を探すということがまったくなく、国民から「毅然としている」「戦っている」という評価を得たいだけになっている気がする。
□ 鈴木邦男をぶっとばせ! オフィシャルウェブサイト □
本日の東京新聞の朝刊
本日の東京新聞の朝刊に反骨のジャーナリストむのたけじさんと作家で元新右翼メンバーの肩書きを持つ雨宮処凛さんの戦争の反省についての対談が特集されていた。雨宮さんは自身の右翼活動や自傷行為を引き合いにして現代の愛国心について次のように語る。昨今の愛国ブームを分かりやすく分析している。
戦時中の愛国って、家族とか古里の果てに国家があったと思うんですけど、今の若者の愛国は違う。家族にも、古里にも、学校にも、会社にも身の置き所がないから、愛国に行くという構図があるんじゃないかと思うんです。私もそうでした。本当に愛せるものがないから、自分を肯定するために、愛国にすがりたいという切実な思いがあったと思うんです。
そうしたフワフワした不安に臆病になっている日本人が知らず知らず残虐な戦争へと流れていってしまった事実を踏まえ、ものたけじさんは次のように語る。少々長いが引用してみたい。結局戦争は軍部が始めるものであり、そうした軍部の暴走に流されないだけの自分を築き、時代の危険な流れを素早く予期し、緻密に分析し、そして大胆に行動することが大切だと述べる。
結論は一人一人が自分を大事にすることです。人間は一人ずつ生まれてきますから。一人一人が自分の歴史をつくっていくことだ。自分の問題は自分で解決するということです。
戦争体験の継承は、戦争を経験した連中だって、まともに継承できていない。これは裏返せば、戦争を経験したから分かる、しないから分からないということじゃないの。戦争が人類にとって重大な問題だと思ったら、若い人は自分で勉強すればいい。そのとき大事なのはなぜ戦争が起きるのか、誰が戦争をしようとするのか、その原因を明確につかむこと。その原因と闘うことだ。若い人がこだわりなく資料を駆使して戦争を探求すれば理解できると思います。
私が一番憎むのは惰性なのよ、今。惰性に流されたらいけない。過ちを犯すよりいけない。やっぱり日本は今、惰性でしょう。なんかね、一番悪いわ。
悪くてもいいから身もだえしてね、何かを試したりね、道を求めるならまだ救いがあるよ。しくじれば反省するもの。今はしくじりようもない。お利口さんになっちゃってね。八つ裂きにでもされるようなバカが出てこないとダメなのよ。戦争を許すような空気を食い止めるために大切なのは、やはり日常だな。人間と人間との関係、コミュニケーションが日ごろからうまくいっていないと、いつの間にか、見ざる、聞かざる、言わざるになってしまう。それは急にはできない。普段やっていないことは非常時体制ではなおさらできないの。今が大事なの。
芸術とは何か
本日の東京新聞夕刊の特集「土曜訪問」に日本画家の千住博さんのインタビューが掲載されていた。
千住博氏は弟に作曲家の千住明さん、妹にヴァイオリストの千住真理子と「芸術家三兄弟」の長男にあたる人で、幼い頃から幅広く芸術について考えてきた人である。
彼は、芸術について次のように述べる。芸術とは何かと煎じ詰めていったら永遠に話は尽きないが、一言でまとめると彼の発言のようになるのだろう。
芸術はイマジネーションのコミュニケーション。話の通じない相手になんとか伝えようとし、相手の身になって想像し考えることが、芸術の出発点であり到達点。現代にこの芸術力をよみがえらせたい。
