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「100年前から変わったか」

昨日の東京新聞夕刊のコラムである。
コラムを書いたのは東京大学大学院情報学環の林香里教授である。
東京大学を中心に、女性の学ぶ機会がガラスの天井によって抑えられているという趣旨である。

しかし、著者は「この国で学問を目指す女性たちにとって、まだまだ世間は冷たく、逆風が吹き荒れている」と言うが、東京大学でしか学問はできないのか?

著者の勤務先はたまたま東京大学であるが、これが本郷から近いお茶の水女子大学でも同じ趣旨の発言をするのであろうか。東大よりもお茶女を選択する女子も多いはずである。

天下の東京大学に女性が少ないという目を引くような題材を利用して、我田引水に持論を展開しているだけである。

「なぜ東京大学には女性が少ないのか?」という問いよりも、「なぜお茶の水女子大学に男子が入学できないのか?」という方が切実である。栄養学や食物学などのを学びたい男子高校生の進学は極めて限られている。生活科学系統の学部を設置する大学の多くが女子限定の募集としている。国立大学でなぜ、男女共同参画が実現できないのか。

「米兵性犯罪 沖縄に伝達」

本日の東京新聞朝刊に、米軍と日本政府で、米軍人を容疑者と認定した性犯罪について沖縄に伝達する方針を決定したとの記事が掲載されていた。
この事件の詳細については、1学期の歴史総合の期末考査で出題している。この記事の背景には、日本の国土の0.6%の沖縄に在日米軍基地の74%が集中している現状と、極めて不平等な日米地位協定(在日米軍が日本国内で円滑に活動できるようにするために特別な権利を定めた協定)の問題がある。日米安保は歴史総合の教科書の用語ではなく、現在も日本に苦痛を与えている問題だという認識を大切にしたい。

「学生運動 映画作りに通じ」

本日の東京新聞朝刊に、「ドキュメンタリー覚書」という連載コラムで、小川紳介監督の『圧殺の森』が取り上げられていた。学生時代にキャンパス内の上映会か何かで観た記憶があるのだが、いったいどこで観たのだろうか。