漫画」カテゴリーアーカイブ

『九条の大罪』

真鍋昌平『九条の大罪』(小学館ビッグコミックス 2021)の第1巻を読む。
TSUTAYAで子どもの漫画を借りた際に、あと数冊で安くなるということで中身を全く確認せず、日本国憲法第9条のことだと思いこんで借りてきた。読み始めると憲法9条ではなく、悪徳弁護士の九条(くじょう)さんを主人公とした物語であった。ブラックジャックの弁護士版というような設定で、これからも連載が続いていくような雰囲気があった。

『てんてん手帳』

細川貂々『てんてん手帳』(講談社 2009)を読む。
作者が好きな人形やガラス瓶、おしゃれな缶など、女の子趣味全開の漫画だったので、ほとんど話の内容が頭に入ってこなかった。

『どろろ』

手塚治虫『どろろ』(秋田書店 1990)全3巻を読む。
話の内容は覚えていないのだが、読んだ記憶はある本だった。記録を辿ってみると、5年前に読んだ本だった。ただし、内容は全く失念していたで、初見で楽しむことができた。ゲームセンターで子どもが楽しんでいる間に、駐車場で読了した。物語の舞台は日本の戦国時代の妖怪ものなのだが、生まれながらにして原罪を負っているというのはキリスト教的な発想だった。

『オールカラー版 ブラックジャック』

手塚治虫『オールカラー版 ブラックジャック』(秋田書店 2004)を読む。
一冊で分かる総集編のような内容で、無免許医師ブラックジャックの凄腕が発揮されるエピソードや、ブラックジャックの生い立ちやピノコの正体が明らかにされる挿話など11編が収録されている。

『シュマリ』

手塚治虫『シュマリ』(角川文庫 1995)を読む。
1974年から76年にかけて「ビッグコミック」に連載された作品で、文庫サイズでも3巻構成となっている。北海道を舞台に、戊辰戦争後、アイヌの魂を持った侍や土方歳三、脱藩した武士などが、官軍(薩摩)に蹂躙されていく歴史を描く。スケールの大きい作品で、明治初期の時代の変化の大きさや価値観の崩壊などもテーマとなっている。一気に読み終えた。