『超人探偵 南方熊楠』

辻真先『超人探偵 南方熊楠』(光文社文庫 1996)を読む。
南方熊楠が生活していた和歌山県田辺市や白浜町を舞台とした推理小説である。
関西の道路地図を片手にしながら、熊野本宮大社から中辺路を通って、田辺に至る車での旅路を登場人物と一緒に味わうことができた。
辻氏は著名な作家らしいが、今回の話の中身というと、出来合いの作品に南方熊楠というスパイスを効かせただけの代物であり、観光地の紹介以上にドキドキするような場面はなかった。

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