『イノセンス』

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押井守監督アニメ映画『イノセンス』(2004 東宝)を岩井へ観に行った。
前作の『甲殻機動隊』の続編なのだが、前作の内容をすっかり忘れてしまっていたので、主人公の経歴など話の前提がいまいち飲み込めなかった。人間の思考すらも電脳化され、操る身体はいくらでも替えがきいてしまうサイボーグ人間がコンピュータ制御された人形とその存在意義を巡ってやり合うという近未来の世界が話の舞台である。人間の思考そのものがコンピュータの情報に還元されてしまうという設定は古くは手塚治虫の『火の鳥』や、鈴木光司の『バースディ』辺りでもあったが、今後形を変えながら使われ続けるテーマであろう。

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