『マラソン』

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本日さいたま新都心コクーンへ、チョン・ユンチョル監督『マラソン』(2005 韓国)を観に行った。
自閉症の二十歳の青年がマラソンに参加することで、青年のためにばらばらになっていた家族が再び絆を取り戻すという話である。
青年本人が自分自身の気持ちを表現することができないために、本人をとりまく各人それぞれがそれぞれの主観で青年を捉えてしまう。そのため、「この子はこうだ」「いや、この子はあれだ」と本人のいないところで、それぞれの思いがぶつかってしまう結果になる。青春映画であったが、愛情があればあるほど話がこじれてしまう「障害者」を巡る家族の「悲劇」がうまく描かれていたと思う。

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