世界陸上を見ながら

今日でやっとここ数ヶ月の寝食もままならないほどの忙しさからしばしの間解放された。特に7月上旬以降、気持ちの休まる日がなく余裕のない日々を過ごしていた。今週はゆっくり休んで、また来週以降の忙しさに備えよう。

今日は夜に少しTBSテレビの世界陸上を観た。実際の競技のシーンよりも、昔のビデオや練習風景などの前振りが長いのには閉口した。また、K−1やPRIDEの影響だろうか、やたら選手に紹介のキャッチフレーズが入るのが気になる。ちなみにTBSテレビのホームページを検索したらわざわざ日本の全選手と海外有力選手百数十名にキャッチコピーを冠している。中には首をかしげたくなるようなものまである。あまりのセンスの悪さに笑ってしまうものまである。お盆で暇があったら一読してみると、お盆開けの話のネタになるかもしれない。早速ホームページから一部引用してみた。

最速伝説の継承者       ジャスティン・ガトリン(アメリカ)
草原の黄金狩人        エリウド・キプチョゲ(エチオピア)
スカンジナビアの跳躍貴公子  クリスチャン・オルソン(スウェーデン)
ウガンダのジャンヌダルク   ドカス・インジクル(ウガンダ)
室伏に忍び寄るヒットマン   イワン・ティホン(ベラルーシ)
室伏を迎え撃つヘルシンキの星 オリペッカ・カルヤライネン(フィンランド)
ローマの最高傑作       ステファノ・バルディーニ(イタリア)
ドミニカンスーパーマン    フェリックス・サンチェス(ドミニカ)
かっとびパリジェンヌ     ユニウス・バルベール(フランス)
弾丸ママはパリジェンヌ    クリスティーン・アーロン(フランス)

ガトリンの「最強伝説の継承者」くらいならまだ許せるが、「室伏に忍び寄るヒットマン」だの、「室伏を迎え撃つヘルシンキの星」というネーミングを選手当人は許諾しているのだろうか。TBSの良識を疑うところである。「ローマの最高傑作」「ドミニカンスーパーマン」「弾丸ママはパリジェンヌ」に至っては明らかに考案者のネタ切れである。露悪なペットネームをいたずらに付けることは、逆に変な先入観を持って選手を見ることになってしまい、選手に失礼な気がして仕方がない。

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