「憲法は非常識?! なぜ今、憲法改正なのか?」

9jyou

本日は近所の春日部中央公民館で開かれた「さいかつ(埼葛)九条の会」発足記念講演会「憲法は非常識?! なぜ今、憲法改正なのか?」(講師:三輪隆埼玉大教員)に出掛けた。
大江健三郎や小田実氏の呼びかけによる「九条の会」の主旨に賛同して立ち上げられた市民運動の発足イベントである。三輪氏は「市民と憲法研究者をむすぶ憲法問題Web」を主催している人で、9条を守るという一点で護憲、反戦団体の連携を模索している人物である。議会から護憲勢力が無くなりそうな現状では、市民レベルでの護憲運動の活性化こそが憲法改悪を止める唯一の手立てであり、党派やセクトによる分裂を乗り越えて大同団結しようと主張する。
三輪氏は原水禁運動の分裂を例に挙げながら、あの人は「○○派」「△△党」と一度レッテル張りをされたら、そこで運動における人間関係が崩れてしまう、いかにも日本的な運動の土壌の狭さを指摘していた。非常にノンセクト的な、あるいは環境運動的な側面を有する運動であるが、自民党・民主党などの改憲勢力という大きな壁を打ち破れるのか、そして全共闘運動が越えられなかった「内ゲバの論理」を越えられるのだろうか。

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