教育研究会『教員になりたい人』(ダイヤモンド社 1996)を読む。
もしかしたら来年入ることになるかもしれない教職員住宅について触れて合ったので、古い本であるが手に取って見た。
タイトル通り、採用試験、初任者研修に始まり、給料や各種手当、住宅、休暇、さらに、定年、再就職に至るまでの公立学校教員の一生のモデルプランが分かりやすく説明されている。公務員の待遇の良さをしきりにアピールしているが、授業や担任業務の雑務に追われ、家と職場の往復しかないしがないサラリーマン教師ばかりが取り上げられている。公立学校教員という井の中に収まりたい人にはよいが、それ以上に教育の本質を追求したいと考えている者にはいささか熱意が削がれる内容となっている。
『教員になりたい人:採用から給与・仕事・生活・教育問題まで』
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