鳥取大学付属養護学校の専攻科開設

今日の東京新聞夕刊に、鳥取大学付属養護学校の専攻科開設の報道が載っていた。
知的障害や発達障害のある人が社会生活に適応し、自立して生活する力を養うのが目的で、国公立では全国初ということだ。記事によると、専攻科は二年間で、家事や家計の管理などを教え、働く際に役立つようなホームヘルパー二級や自動車運転免許などの資格取得を支援する。また、在学中に成人する学生のため、年金の管理や参政権の行使、福祉事務所の公的機関の利用方法を教え、鳥取大の学生との交流や共同学習も進めるという。ホームページを見ると、募集は3人だけで、まだまだ試験的な段階のようだ。とかく教育と福祉の連携体制の不備が指摘されているが、このような取り組みを皮切りに、真に「開かれた学校」のモデルが広く普及することを望みたい。国立大学付属学校にありがちな内輪でこぢんまりまとまる悪弊だけは広まってほしくないものである。

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