『デスノート』

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2週にわたってテレビで放映された映画『デスノート』(2006)を録画して観た。
先の展開が全く読めないまま、テンポ良く話が進んでいくため一気に観てしまった。国家にだけ許された、正義や秩序、安寧という名の下に人間を殺してしまう究極の権力を個人が持ってしまったらという話である。ある日悪魔から名前を書き込んだ人物は絶対に死ぬという「デスノート」を手に入れた青年が、犯罪のないピュアな社会を取り戻そうと、凶悪犯罪に手を染める人たちを次々に殺していく。悪事を働いた人間を第三者の人間が殺していいのかという哲学的なテーマがかいま見得る。また、善悪の青年ならではの正義感と警察不信、社会犯罪の増加に対する国民の不安など、極めて今日的な日本社会の問題をあぶり出す。

□ 映画『デスノート』公式サイト □

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