東京スカイツリー


本日は、真ん中と下の子ども二人を連れて電車で東京スカイツリーへ行った。
展望台へは上らずに、併設のソラマチというショッピングモールをぐるっと回っただけであった。1歳半の下の子は寝ているだけであったが、真ん中の子はお気に入りのトミカショップとプラレールショップに目が爛爛であった。結局滞在時間の半分以上をトミカショップ内の商品で遊ぶ時間に費やし、家にいるのとほとんど代わり映えしなかった。

途中、ベビーカーを押しながら、「つきぬけて / 天井の紺 / 曼珠沙華」という有名な近代俳人山口誓子さんが創作した俳句がふと頭を過った。東京スカイツリーは、さながら「つきぬけて / 天空の墨 / 東京塔」といった出で立ちであった。

東京スカイツリーは設計段階で、「日本の伝統美と近未来的デザインの融合」を狙いととしたそうだ。しかし、「雅」や「風流」、「粋」といった伝統というよりも、無国籍な日本の現在の文化を見事に象徴したようなデザインである。「好き」というよりも「嫌いではない」という消極的な好印象といった趣だ。

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