『情報は一冊のノートにまとめなさい』

奥野宣之『情報は一冊のノートにまとめなさい:100円でつくる万能「情報整理ノート」』(ナナブックス 2008)を読む。
行政や企業の取材記事を手がける20代の若い著者が、自らの経験と失敗を基に、100円のA6サイズのノートに情報管理、スケジュール管理そして日記のすべてをまとめる方法を提唱する。
従来のシステム手帳は自由である反面、煩雑さやランニングコストの高さがネックとなる。また綴じ手帳では不要なページが多く、紙数の制約を受けてしまう。著者は一冊のノートに仕事もプライベートも区別せず、会議の記録やID、パスワード、また映画の半券やら電話のメモ、ふと思いついたアイデアまで全てを貼り付けて情報を一元化する具体的な手法を様々紹介する。
そして「必要な情報をすぐに引き出せるようにすることで、さっさと忘れ、悩みや心労、不安とはおさらば。過去にも未来にも煩わされず、現在だけをストレスなく生活しよう」と述べる。

わたしも先日まで「超整理手帳」を合計5年ほど使っていたが、仕事では使いづらく、プライベートのちょっとしたスケジュールをまとめるだけに終わっていた。その前はシステム手帳を使っていたが、嵩張る上に、リフィルの差し替えが面倒で3年を超えるまえに止めてしまった経験がある。
私もA5ノートによるスケジュール管理を始めたところなので、名刺を貼ったり、ポストイットの活用など工夫してみたい。
著者も紹介しているが、最近「テープ糊」なるものが文房具屋で売られている。この「テープ糊」をうまく使えば、ノートの余白にメモをどんどん貼ることができ、仕事にもプライベートにも自由自在に工夫できるノートが完成する。

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