パンフレット研究:慶応大学

慶応大学のパンフレットを読む。
文学部から医学部までの全学部の概要がまとめられているだけのもので、今まで読んだ中で一番薄いパンフレットであった。
他大学のように授業や教員の分かりやすい紹介や就職プログラムなどのカラー刷りのページはなく、ひたすら学問の成り立ちや専門分野の説明が書かれており、読み物として面白かった。
総合パンフレットを読む限り、文、経、法、商、医、理工、看護医療、薬学部と、どこの学部もオリジナリティと教養から専門までの一貫性を持っているので、湘南藤沢キャンパスの総合政策学部と環境情報学部の独自性が埋没している印象は免れない。
法学部のページに、法律学と政治学について、「政治は出来上がりつつある法律であり、法律は出来上がった政治である」と説明がされており妙に印象に残った。法治主義と民主主義の理念を非常にシンプルに表している表現である。

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