1923年創設の大東文化学院専門学校を母体とし、49年に東京文政大学として発足した伝統ある大学である。亜細亜大学や拓殖大学、国士舘大学などとよく似ており、日清・日露戦争以降のアジア侵略の人づくりを担った私塾が元になっている。
「キャンパスは交際交流の交流点」であるとし、アジア地域への留学といった国際国流がパンフレットの冒頭を飾っている。
1・2年生は広大なスポーツ施設を備えた東松山キャンパス、3・4年生が就職活動に便利な板橋キャンパスで学ぶ。そのためサークル活動も大学の強化指定を受けた運動部は東松山で、その他は板橋でという住み分けがなされているようだ。ラグビー、陸上、野球、柔道、スピードスケート、バスケットボールが強化指定を受けている。
学部は文学部、外国語学部、経済学部、経営学部、法学部、国際関係学部、環境創造学部、スポーツ・健康科学部の8学部19学科で構成されている。特に文学部書道学科は芸術という枠を越えて、日中共有の文化として位置づけている。そのため文学部日本文学科や中国学科でも学ぶことができるようになっている。
箱根駅伝やラグビーなどで、その名は全国区なのだが、入試倍率は苦戦しているようだ。外国語学部中国語学科でほぼ全入、法学部も2倍を切っている。