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現在、県内でも通信制の大宮中央高校があります。しかし、近年私立の通信制も増えてきており、授業の内容も私立高校の方が生徒を魅きつける内容が多いと思います。時代の流れで県立で通信制の学校を設置する意義が薄れているように感じます。不登校の生徒や中退した生徒の受け皿としての通信制高校であれば、わざわざ県立学校で設置する必要はないと考えます。
一方で、言葉の壁や人間関係で悩む高校生もたくさんいます。また、家庭の事情で満足に食事が摂れていない生徒もいます。そうした生徒にとって最後の居場所は定時制高校です。毎日顔を合わせる先生がいて、声を掛けてくれる仲間がおり、温かく栄養バランスを考えた食事が提供される定時制高校は大切な場所です。もともと定時制高校は勤労学生のためのものでありますが、通信制ではできない人間社会を学ぶ場としての貴重な意義があります。県内どこに住んでいても通いやすい範囲に定時制高校があるように計画を進めてほしいと考えています。工業・商業の定時制も、外国籍の生徒の増加が予想される埼玉県にとって、ますます必要な学校となります。
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脚注に記載されていた「学校規模(全日制課程)については、1学年当たり6学級以上が望ましい」という考えは良いと思います。高校は教員と生徒の関係よりも、生徒同士の関係の方が大切なので、自分に合った仲間を探しやすい規模の学校が望ましいと思います。ただし、埼玉でも通学が困難な地域もありますので、上記の「適正規模」に関わらず、僻地在住でも通えるように、高校の地域バランスは考慮してください。
