三菱UFJリサーチ&コンサルティング 環境・エネルギー部『手にとるように環境問題がわかる本』(かんき出版,2007)をパラパラと読む。
見開きページで片側が文章、もう一方が表やグラフ、イラストといった体裁の本である。写真や取材は一切なく、あちこちの参考文献を分かりやすくまとめ直したもので、読んでいて全く面白くない。
各項の最後は「私たち一人ひとりも、いろいろな環境情報に関心を持ち、自分の意見を発信していくことが大切です」とか「おいしくて安全な水を守るためにも、排水溝へ化学物質や食べ残しを流さないことが大切です」「消費者である私たちは、環境を守るために、企業が生み出す環境配慮製品を選んで購入する努力が必要です」などの文で締め括られ、小論文の雛形のような文章をひたすら読み続けさせられる。