『社会の今を見つめて』

大脇三千代『社会の今を見つめて:TVドキュメンタリーをつくる』(岩波ジュニア新書 2012)をパラパラと読む。
著者は中京テレビに報道記者として入社後、数々のドキュメンタリー番組を手がけ、現在フリージャーナリストとして活躍している。その著者が番組制作の過程で映像には収まりきれない現実の矛盾を綴っている。日本で水商売をするフィリピン人女性や苛烈な労働環境で交通事故を起こしたトラックドライバー、戦争体験、病院での人手不足など、立場によって様々な課題がしてされるテーマについて論じている。