『ゴジラ-1.0』 山崎貴監督・脚本、神木隆之介主演『ゴジラ-1.0』(2023 東宝)を観に行った。 もちろん、物語の中心はゴジラが東京湾に出現するパニック映画であるが、太平洋戦争での特攻隊員の任務から逃げ出したトラウマに悩む青年の成長の物語ともなっている。不覚にも涙が少し零れた。過去にどれほどの失態を犯そうとも、まずは生き延びること、生きることこそが過去と正面切って向き合う唯一の方法だと教えてくれる。