『職人という生き方』

日本職人研究会『職人という生き方:中高年でもできる転身・生き甲斐探し』(双葉社 1999)を読む。
編集はどこかのプロダクションに任せているのであろう。中高年になって脱サラ(もはや死語か?)して、職業訓練校や専門学校に入り直し、一人で仕事を完結できる職人の道を選んだ30人が紹介されている。企業の研究所を50歳で辞め庭師になった方や、物販会社の取締役を辞めて蕎麦職人なった方など、経歴も様々である。煩わしい人間関係から自分のペースで仕事を進められるのは魅力ではある。

ただし、成功した例だけ紹介されているので、失敗例も和多くあるのだろう。