『筋ジストロフィーの高校生、宇宙を学ぶ』

千頭一郎『筋ジストロフィーの高校生、宇宙を学ぶ』(岩波ジュニア新書 2003)をパラパラと読む。
鹿児島大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程を修了した著者が、初めて赴任した養護学校での4年間の活動を振り返っている。タイトル通り、筋ジストロフィーの高校生と一緒に大学の研究会で発表したり、ハワイの天文学者と交流したり、他の普通科高校の生徒とオンラインで会話を楽しんだり、ちょうどブロードバンドが普及を始めた頃で、車椅子であっても、パソコンだけで世界とつながる活動ができるという内容であった。

ざっくりまとめてみると、養護学校の生徒の成長にもつながる意義深い活動ではあるが、文章として読み続けるのは辛かった。もっと構成で工夫ができないだろうか。