『生と死をみすえて』

吉武輝子『生と死をみすえて:娘あずさへの手紙』(岩波書店 1996)を読む。
娘のあずささんとは、東京新聞で長年コラムを担当されている宮古あずささんである。
著者の吉武さんは、評論家樋口恵子とともに「土井たか子を支える会」を結成し、女性の地位の確立を目指した社会運動家でもある。その彼女がこれまで自分が取り組んできた、考えてきた問題について、娘に手紙の形で伝えるという構成となっている。読みやすい文章であった。