ホップテロアール

今日はチェコ北西部のジャテツで生産されたホップを利用したビールを飲んでみた。
キリンホールディングの調べによると、チェコはなんと1人あたりのビールの消費量が30年連続世界一となっている。2位のオーストリアの2倍弱であり、日本の5倍以上となっている。

では、なぜチェコなのだろうか。チェコはケッペンの気候区分でいうとDf(亜寒帯湿潤気候)である。ビールに用いられる麦芽は大麦から作られる。麦茶のパックに入っているのも大麦である。そして大麦の生産量第1位はロシア、第2位がドイツとなっており、ちょうどチェコは両国の間に位置する。またチェコは北海道と同じくらいの気温なので、ビールの原料であるホップの生産にちょうど適した気候となっている。

こうした要因からチェコに限らず、ドイツとロシアに挟まれたオーストリアやリトアニア、ルーマニア、ポーランド、エストニアなどがランキング上位に顔を出していると考えられる。

決して高校生にビールを勧めるわけではありません。「飲酒は20歳になってから」です。