浦和のパルコへ、ジェームズ・キャメロン監督『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022 米)を観に行った。IMAXの3Dということで、映像は文句なしに綺麗だった。遊園地のアトラクションのようにアバターの世界に一気に入り込んでいった。途中までは原始地球のような異世界をどっぷりと堪能できた。
しかし、後半から「ナウシカの実写版ではないか」とか「お決まりのハリウッド的展開!」など、心の中でツッコミを入れてしまうような内容だった。せっかく映像が綺麗なのに、星全体のカタストロフィが、一部の登場人物だけのドタバタ劇や書き込みが足りない家族愛のテーマにまとめられてしまい、あっけないラストだった。続編を観たいと思う人は少ないであろう。
3Dの映像を楽しむだけの作品であろう。内容に期待してはいけない。