「コスタリカ 感染抑止成功」

本日の東京新聞朝刊に、中米コスタリカが新型コロナウイルスの感染拡大に成功を収めているとの記事が掲載されていた。
コスタリカと言われても、パッと国のイメージは出てこないであろう。統計データによると、熱帯地方に位置し、人口は505万人、1人当たりのGNIは11,120ドルである。メキシコとブラジルの1人当たりのGNIが同じ8,610ドルなので、コスタリカの生活は落ち着いていると見ることができる。

記事にもある通り、コスタリカは1949年の施行の憲法で軍隊を廃止したことで知られる。統計によると、準軍隊に9,600人が所属するしているが、恐らくは一般の警察では手に負えない事態に対処する機動隊のような組織なのであろう。

記事の最後にある、コスタリカ大学の元医学部庁の話は、日本人の耳に痛い。

われわれの最良のワクチンは、規律正しく教育のある国民と強固な保険制度だ。軍に投資せず、保険や年金、教育に多くを費やしてきたことが非常に重要だった。

日本の軍事費は高く、世界で9位か10位くらいに位置する。軍事費が増えれば増えるほど、対外的な緊張が高まり、ますます軍事費増加してしまうスパイラルに陥っている。