『アホ大学のバカ学生:グローバル人材と就活迷子のあいだ』

石渡嶺司・山内大地『アホ大学のバカ学生:グローバル人材と就活迷子のあいだ』(光文社新書 2012)を読む。
先月の「週刊SPA」に掲載された、著者の石渡氏の「ド底辺大学のキャンパスバカライフ」と題した記事を読み、仕事とも繋がる内容だったので取り寄せてみた。
週刊誌は「ケンカ」や「万引き」といった煽るような内容であったが、新書の方は定員割れしている大学の内実だけでなく、その中で工夫を凝らす大学の紹介や、効果的な宣伝の指南、様変わりする就活の実態など、大学全入時代以降の大学の抱えている悩みを丁寧に追っている。
「特進クラス」や「国際・グローバル人材」、「面倒見の良さ」、「インターンシップ」といった近年の大学のトレンドについて分かりやすくまとめられており、高校の進路担当教員として知識を整理することができた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください